ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

【絶滅危惧種】モリアオガエルの卵

モリアオガエルの卵先程、コマドリが鳴いていました。本来は高山の夏鳥なので、渡りの途中なのでしょう。

さて、5月6日午前。晴、新潟島1周ウォーキング(15Km)。

途中、とある池に寄りました。そろそろかなと思い、最近まめにチェックしていましたが、ついに発見、モリアオガエルの卵です(写真)。

モリアオガエル

ご覧のように、モリアオガエルは水中ではなく、池の上空の植物に泡状の卵を生みます。この泡の中にたくさんの卵が含まれているのです。やがて孵化したオタマジャクシは下の池に勇敢にもダイビングする訳です。

池の中を探したら、モリアオガエルの夫婦を発見。OptioW10は水中撮影が可能なので、さっそく撮影しました。水中の松葉が邪魔ですが、それを除去すればカエルを驚かせてしまいます。そのまま撮影しました(写真)。

モリアオガエルため池と水田の生き物図鑑 によると、モリアオガエルの虹彩は赤みがかった色をしているとのことです。さっそく映像を拡大して観察しました。たしかにそんな感じに見えます(写真)。なるほど。

モリアオガエルは本来山地の池に生息しています。なぜ新潟島に住み着いたのか不思議です。砂丘後方の湧水池に昔から生息していたのでしょうか。

いずれにしろ、私にとって貴重な自然です。来年も会えるといいですね。なお、場所は私だけの秘密です。なにしろ、絶滅危惧種ですから。

クロサンショウウオといい、イソスミレといい、産婦人科医である私といい、当ブログはレッドデータブックがよく登場します(笑)。

ところで昔の話になります。

妙高方面の山間部の池で、モリアオガエルの子供が樹上から池にダイブするところに運良く遭遇しました。次々と落下するオタマジャクシ。水面をのぞくと何やら魚影発見。よくみるとクロサンショウウオの群れです。サンショウウオは着水したオタマジャクシを捕食するために待ち受けているのでした。これが生き物の試練というか、生態系の無常というか、自然の掟というか、食物連鎖の現実というのか・・・、ヒトに生まれてよかったと安堵した次第です。

聞くところによると、上越方面では自己中心的なバサー(ブラックバス釣り愛好家)が山間部の池に外来魚ブラックバスを密放流しまくったそうです。今あの池を訪れても、モリアオガエルもクロサンショウウオもいない、その他トンボの幼虫や水棲昆虫もいない、いるのは只ブラックバスだけ、なんてことになっているのかもしれません(涙)。やんぬるかな!

コメント一覧

いもり池の事ですね...。
全く、自分の楽しみの事だけ考えて周りの迷惑考えず好き勝手放流するなら少し足伸ばせば野尻湖なんだからちょっと我慢してスモマでも釣っててくれ...。おいらがスモマやバス釣ったら美味しく頂きます!!ギルは、即処刑いたします。
written by 釣りキチ まんぺー / 2007.05.17 14:37

どうもです。
いもり池はたしか駆除活動したらしいですね。
私が遭遇したのは、仙人池です。道路から近いので密放流しやすいはずです(涙)。
written by ブッシュマン / 2007.05.17 20:46

バスの危機に継いで、ツボカビという新たな敵が現れたようです。このカビは両生類に壊滅的打撃を与えるようで、絶滅した種がいると聞きます。今はこの菌が日本に渡ってきたか分かりませんが、誰かが外国産カエルを野生に放せばマズいことになります。バスといいカビといい、酷い人災ですよね…
written by ぽっぽ焼き / 2007.05.17 23:30

ツボカビの記事、私も読みました。アフリカツノガエルの輸入を禁止するべきですね。
written by ブッシュマン / 2007.05.18 07:40


平成19年5月分目次
シーバス日誌 目次
ホーム(トップページ)