ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

「北アルプス この百年」

先日、北アルプス水晶岳、水晶小屋付近でヘリコプターが墜落しました。じつは、「北アルプスこの百年 」(菊池俊朗著、文春新書、平成15年)を読み終えたばかりでしたので、正直、驚きました。

この本は、地元の人々と北アルプスの結びつきを、近代登山が始まる前の封建時代、明治以降の近代登山との関連、そして現代の状況について、長野県側を舞台に詳しく紹介しています。

特に関心を持ったのは、各山小屋の歴史です。長野県人らしい先見性を備えた人々が厳しい自然の中で現在の山小屋の基礎を築いてきた経緯には感服しました。

私は貧乏学生の頃、重い幕営装備を担いで北アルプスを縦走しました。当時、社会人になったら有料山小屋に泊まりながら軽装備で楽々縦走したいものだと夢見ていました(笑)。もしそれが実行できたとしたら、親近感と敬意を持って山小屋とその管理人さんに接することが出来そうです。

なお、「北アルプス 山小屋案内」(金子博文著、山と渓谷社、1987年)も合わせて読みました。写真と地図入りなので、「北アルプスこの百年 」を読む際、とても参考になりました。


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