ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

連合赤軍「あさま山荘」事件

3月に入り、向かいの林ではキジやホオジロが鳴くようになりました。

さて、近所の古本屋で連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫) を見つけたので、さっそく読んでみました。この事件は昭和47年2月、私が13歳の頃の出来事です。今年と違って寒い冬でした。

現場から連日テレビの生中継がありました。人質をとって立て篭もったテロリストがライフルや散弾銃を発砲しまくり、警官2名が殉職しました。社民党(旧社会党)はテロリストを擁護していましたし、あれ以来、左巻きはどうも苦手です。

さて、連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫) の方ですが、佐々さんの手柄話っぽいところも随分ありますが面白かったです。数年前、この本が映画化されました。役所広司さん主演、突入せよ!「あさま山荘事件」です。たしか新潟県板倉町でロケしたとのことですので、今度ビデオを借りたいと思います。

コメント一覧

あさま山荘事件は、先生より1回り以上上なので私はNYにおりまして、新聞で知り、帰国後はTVの報道番組などで見ています。私どもの年代が、過激な学生運動の始まりで、東大安田講堂の攻防が一つの転機になっていたように思います。それから、彼らがだんだんと追い詰められて、榛名山で仲間の殺人を犯し、遂にあさま山荘事件で、一つの時代を終えたという印象です。
連合赤軍の重信房子は、学生運動前の彼女を知っていますが、彼女が赤軍、しかもトップになったとはとても信じられないのですが、学生運動に走った何人かの学友も元々過激な人物ではなかった。それがああいうことになるのは、人間の心理的な変化というのは、非常に難しい問題だと思っています。
映画は、面白かったですが、事件ばかりで、その背景などがあまり描写されておらず、物足りなさも感じました。
佐々先生の講演も聴きましたし、先生は東大安田講堂紛争でも現場指揮しています。リスクマネジメントという観点からは、興味深く拝聴しました。
私は、医師ではありませんが、医師は人を助ける職業ですね。一方、最近読んだ瀬戸内寂聴の本では、榛名山事件の永田洋子の弁護をした話がありました。仏教は、悪人も救われるという教えですから、刑法上の極悪人も救わねばならないからと。私は、仏教徒ではありますが、そこまで悟りは開けません。
いまだに30年以上前の事件も何かにつけて考えさせられることがあります。たまたまブログを拝見して少し長くてすみませんが自分の感想を述べました。
written by Bonito / 2007.03.07 19:56

ブログをご覧下さり、ありがとうございます。
当時、「総括」という言葉が流行しました。革命思想に燃えて資本家を粛清するならともかく、総括と称して仲間を惨殺していました。
事件当時、人質一人を救うために警官二人が殉職したので割り切れない気分でした。両親に人質を見殺しにする選択はなかったのか質問したことを覚えています。
written by ブッシュマン / 2007.03.07 21:00


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