ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

【フィッシュ・オン】ベイトキャスティングリール(1)

ベイトリール写真は雨でメタリックに輝く私のベイトキャスティングリールです。カッコいいですね。

このタイプのリールを知ったのは今から30年前です。開高健氏著「フィッシュ・オン (新潮文庫) 」に紹介されていました。もちろん私のと違い、由緒正しいスウェーデン、アブ社製アンバサダーという製品です。北欧の気質を体現した質実剛健なリールを使ってアラスカの荒野でキングサーモンを釣る話に、釣りキチ少年だった私は心から憧れました。しかしアンバサダーは当時約3万円、私は高校生でしたから、もちろん買えませんでした。

十数年前、家族が北欧旅行をした際にお土産に買ってきてもらおうかとも思案しました。でも女子供が北欧の釣具屋で私の求める品を購入することができるかどうか不安でしたので、やめておきました。ちなみに私は産科勤務医として海外旅行など一切せず、ひたすら滅私奉公に励んでいます(大袈裟)。

さて、あれから30年、ようやくベイトキャスティングリールを手に入れました。残念ながらアブ社アンバサダーではなく、ビートラップRECOという製品です。通販で買いましたが、なんと2番目に安い品です(約4千円)。でも、手によく馴染んで気に入っています。すでに根魚(ロックフィッシュ)を2百尾以上釣りましたので、投資は十分回収した感じです。

ちなみに現在国内メーカーの最高級機種は6万円程度するらしいです。私の1年分の小遣いに相当する額です。ちょっと手が出ませんね(涙)。

宮本武蔵曰く、兵具は格別余のものをたしなまず、とか、高価な道具を揃えて仮に今以上釣れると冷蔵庫がパンクするとか、悔し紛れにうそぶく私です。

なお、竿はベーシックギア社です。これも低価格が売り物の商品です(汗)。

コメント一覧

初めまして。突然ながら失礼します。僕は東京でフッコを狙っている者です。
ルアーフッコを始めてからずっと参考にさせて頂いています。
ブッシュマンさんのサイトは商業主義に流されていなく、素晴らしいです。
人気のシーバスサイトは訳の解らない似非理論が多くて困ります。
ブッシュマンさんのサイトはきちんとした釣果データも公開されていて立派だなぁ、と
感じていましたが、御医者さんでいらしたのですね。どおりでしっかりしていらしゃるのですね。
因みにあちらのデータはエクセル等で解析するとルアーの大きさと釣れるスズキの大きさ等、
色々と相関や有意差が見えてきそうです。
ブッシュマンさんのサイトを拝見していてもう一つ感心するのは
コストパフォーマンス良くやっていこうというご姿勢です。
僕はこちらのブログを拝見する前、ブッシュマンさんは普通の会社員の
方で、おこずかいとのやりくりをなさっているのかな、と思っていました。
僕の先入観では「御医者さんは使えるお金も沢山あるのかな?」と思っていたのですが
何か不思議な感じがします。
written by めばる / 2007.01.03 21:35

ベイトリールの話ですが、僕は岸からのシーバス釣りにベイトタックルを使っています。
竿は4千円、リールは中古で5千円で、道具は安物ですが、
用途に適した良いものが見つかったのでそれで満足しています。
巷ではデジタルブレーキコントロールの6万円のリールなんてものが確かにありますね。
メーカーも消費者を飽きさせ無いよう必死なのかなと思います。高級機種が
次々と出てきて昔は相場が3万円台だったのに、年を得る毎に1、2万円ずつ高いものが
出てきていますね。
ベイトリールは如何にバックラッシュを防いで遠くにルアーを飛ばすか、そのための
ボールベアリングとブレーキの機構が大事だと思います。ブッシュマンさんは
キャスティングの釣りにベイトをお使いになっていないご様子なので
それ程うるさいブレーキ調整が必要なリールは必要無いかもしれません。
ご参考までにですが、ベイトリールはスピニングと違って、ラインに染込んだ
海水がスプール回転の遠心力によって、
どうしてもリールのメカの部分(ギアが入っている右プレートの中)に
入ってきます。長く放置するとギア等が塩まみれになります。
長く使いつづけていくには半年に一度くらいの分解清掃が必要です。
この辺がスピニングと違って、海水でベイトリールを扱う際の面倒なところです。
まだまだ大丈夫かと思いますが、半年位したらプレートを開けてみて
中に出来ている塩の結晶の程度やグリスの付着の様子を観察してみてください。
長くなりましたが、今後も楽しみにしていますので、どうか宜しくお願い致します。
written by めばる / 2007.01.03 21:36

めばるさん、こんにちは。
ホームページとブログをご覧下さり、ありがとうございます。
釣り具の件です。
私は比較的価格の安いものを使いこなすのが趣味ですが、なかには高価な道具をそろえるのが趣味の人もいますので、人それぞれです。
ベイトリールについて、貴重なご助言も下さり、ありがとうございます。
分解掃除の件ですが、最近天候の悪い日が多く何度も波をかぶったので、さっそく行いました。メインギアが真鋳なので、メンテを怠ると大変なことになることがわかりました。
現在好調です。
written by ブッシュマン / 2007.01.04 05:06

実は、僕も中学から高校にかけ開高氏の小説を読み目覚めたクチです。アンバサダーは、2500Cと復刻版の5000Cを一時期実際に所有し鳥屋野潟でヘドロまみれになりながら 雷魚釣り に使用していました。(爆)当時は、今は無き輸入代理店が小説や開高氏のイメージと合わせかなりボッタくった商売をしていたようです。質実剛健の固まりのようなリールでしたがさすがに大きく重かったです。今はもっぱら普及品を使用しています。(笑)
written by 釣りキチ まんぺー / 2007.01.04 12:55

当時、生意気高校生だった私は海外釣り雑誌の広告ページをめくり輸入品の海外価格をチェックしていました。輸入釣り具は、日本国内ではなんと海外市場価格の3倍で販売されていることを調べ上げ、憤慨した次第です。私としては、さらにいろいろな分野の品物の価格を独自に調査し、すべて3倍で市販されていることを発見しました(笑)。
今の時代、インターネットで直接海外から購入できますから、そんな馬鹿な話はないと思いますが・・・・。
written by ブッシュマン / 2007.01.04 20:11


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