ルアーフィッシング「明日は釣れるといいなあ!」

スギヒラタケと急性脳症

スギヒラタケキノコの季節となりました。私は野歩きが好きでキノコに遭遇する機会が多いのに、キノコに関する知識に乏しく、もったいない話です。ということで、一昨年、キノコの勉強を志しました。

先達の助言によると、毒キノコを懸命に覚えても必ず守備範囲外の毒キノコに遭遇して手痛い目に会う、したがってまず安全なキノコを学んでそれ以外を食さないことが肝要である、とのことです。そこで、毎年一種類ずつ食用キノコを覚えることにしました。無事生き延びることが出来れば、60歳になる頃にはちょっとした大家です。

食用キノコの入門はスギヒラタケです。まず間違えない。写真は10月1日に二王子岳(1421m)を登山した際に麓で見かけたスギヒラタケです。杉の切り株に生える白いキノコ、これなら覚えやすい。一昨年、私はキノコ学入門1年目ということで、まずこれをマスターしました。

ところがその秋、日本海側の地域でスギヒラタケを食した人に急性脳症が多発しました。今まで安全だったキノコが突然悪性転化した原因は不明です。患者さんは腎機能の低下した方々だったとのことですが、正常な人でも安全である保障はありません。

この事件にはさすがに驚愕しました。かくして私のキノコ学入門は1年で頓挫した次第です。

さて、以前であれば登山道沿いで手付かずのスギヒラタケに遭遇することは稀有でした。でもさすがにこの騒ぎ、あたり一面スギヒラタケだらけでした(汗)。

(なお、二王子岳山行についても近日中にアップします。)

コメント一覧

私もきのこ狩り入門者で3年目です。そう、食べれるきのこから入って覚えてゆくのが鉄則です。きのこは奥が深く、そう簡単にエキスパートにはなれませんね。スギヒラタケは例外と考えてそう簡単にあきらめずきのこ仲間になりましょう。
written by heemin / 2006.10.03 09:32

私もヒラタケの件はとても驚きました。
父親が山が大好きでこれからの時期はいつも食卓にキノコが上がります。
私はその中でも特にヒラタケが大好物でしたので、ここ数年は本当に残念でなりません。
ところで、新しい職場の初日はいかがでしたか?
慣れるまでは色々ご苦労があるだろうとお察しいたします。
しかし、これから青物釣りの最盛期、釣りだけはかかざず行きましょう。ぜひ釣果をお聞かせ下さい。
written by Take / 2006.10.03 10:47

heeminnさん、Takeさん、どうも。
飯豊連峰のナメコと朝日連峰のキクラゲなら昔採って食べました。特別不調を感ずることはなかったし美味しかったので、間違いなくナメコとキクラゲだったようです。
青物釣りですが、いまのところさっぱりとのことです。
釣れるといいですね。
written by ブッシュマン / 2006.10.03 19:58


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